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2017年12月9日(土)

聞イテミル・考エテミル!?「がん研究の今と未来:ゲノムデータの共有って何のため?乳がん編―遺伝性って何だろう?」

この企画は終了しました

がんは、DNA(遺伝子)の異常による病気です。人間の身体の細胞一つ一つの中に、そしてがん細胞の中にも、DNAが入っています。このDNAには、私たちの身体を作るための情報が含まれています。人間を一人作り上げるために必要な情報全体のことを「ゲノム」と呼びます。

今、がんの解明や治療のために、このゲノムを調べる「がんゲノム研究」が注目されています。がんゲノム研究のめざましい進歩によって、病気と遺伝情報の関わりが急速に明らかにされつつあるのです。

しかし、たった一人のゲノムからわかることは多くありません。がんについてより深く調べるためには、何千人、何万人分ものゲノムデータを研究する必要があります。

そこで近年、複数の研究で得られた情報をまとめて、他の研究者も利用できることを目指す「データ共有」の取り組みが進められています。

一つ一つの研究で扱うデータは数十人分でも、データ共有によって、何十万人ものゲノムを調べられるようになります。そうすれば、より正確で役に立つ成果が、早く得られるかもしれません。一方で、データ共有を進めるためには、セキュリティの確保や個人情報の保護も大切です。

「がん研究の今と未来:ゲノムデータの共有って何のため?」 乳がん編_遺伝性って何だろう? では、乳がん研究やゲノム研究の最前線で活躍される専門家をお招きし、治療や研究を巡るゲノムデータ共有の最新情報をお届けします(講演の部)。

さらに、私たちのゲノムデータが研究に使われたり、データ共有されることが、なぜ必要なのか?データ共有はどのように医療に役立つのか?どんな配慮が必要か?について、周りの参加者や第一線の研究者と気軽に語り合う場を設けます(対話の部)。出てきた論点は研究現場に役立てることを目指します。

この機会に、がん研究の今と未来はどうなるのか、私たちのゲノムデータが活用され社会や医療に還元されるにはどうしたらよいのか、一緒に学び、語り合ってみませんか?

日時
2017年12月9日(土)
場所
東京大学医科学研究所 1号館 1階講堂他(東京都港区白金台 4-6-1)
地下鉄東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金台」駅 2番出口より5分
構内地図 http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/campus/
※会場は地図の⑨1号館です
対象
どなたでもご参加いただけます。
定員
50人
参加費
無料
主催
聞イテミル・考エテミル?!『がん研究の今と未来:ゲノムデータの共有って何のため?』」実行委員会が,科研費「ゲノム解析の革新に対応した患者中心主義ELSIの構築」並びに「責任ある研究・イノベーションの実現に向けた日本の研究者と疾患当事者の関係構築」の支援で行います。
当日の流れ
1.講演の部 13時~14時40分(12時40分開場) /定員100名
  三木義男 氏(東京医科歯科大学難治疾患研究所)
  川嶋実苗 氏(科学技術振興機構バイオサイエンスデータベースセンター)
  高島響子 氏(東京大学医科学研究所)

2.対話の部 15時~17時頃 /定員25名
※乳がんの研究、特にゲノム研究やデータ共有について、他の人達と一緒に考えたり、第一線の研究者と対話したりしてみたい!方向け。どなたでもお気軽にご参加ください

※対話の部は、講演の部の参加者のみご参加頂けます
※対話の部には「話しやすい場づくり」が得意なファシリテーターがつきますので、お一人でお気軽にご参加頂けます
※講演の部のみのご参加も可能です
備考
本企画は「聞イテミル・考エテミル?!『がん研究の今と未来:ゲノムデータの共有って何のため?』」実行委員会が,科研費「ゲノム解析の革新に対応した患者中心主義ELSIの構築」並びに「責任ある研究・イノベーションの実現に向けた日本の研究者と疾患当事者の関係構築」の支援で行います