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2014年1月25日(土)

これからの自閉症スペクトラムを考える-アスペルガー障害・広汎性発達障害がなくなるって本当?-

この企画は終了しました

2013年5月、自閉性障害やアスペルガー障害の診断基準として世界各国で用いられている精神障害の診断と統計の手引き(DSM)(アメリカ精神医学会)が19年ぶりに大きく改訂されました。

新しい精神障害の診断と統計の手引き(DSM-5)では、これまで使われてきた自閉性障害やアスペルガー障害、特定不能の広汎性発達障害などの代わりに、自閉症スペクトラム、そして社会的コミュニケーション症という名前が登場し、診断基準も変わりました(注)。これからは日本でも、DSM-5に基づいた診断が行われ始めるかもしれません。

このような変化は、あなたの、そしてあなたの周りの人々に、どのように影響するのでしょうか。どのような人が自閉症スペクトラムとして、どのような人が社会的コミュニケーション症として診断されるのでしょうか。
そして、これまでアスペルガー障害や広汎性発達障害、自閉性障害と診断を受けた人たちは、今後、どうなるのでしょうか。

「これからの自閉症スペクトラムを考える-アスペルガー障害・広汎性発達障害がなくなるって本当?-」は、講演会と話し合いを通じて、これからの自閉症スペクトラムについて考えるイベントです。

注 DSM-5の日本語版は現在、国内の専門家によって作成されている途中です。「自閉症スペクトラム(Autism Spectrum Disorder)」や「社会的コミュニケーション症(Social Communication Disorder)」などの訳語は、今後変わる可能性があります。

日時
2014年1月25日(土)
場所
大阪大学中之島センター(大阪府大阪市北区中之島4-3-53) 
午前の部(講演会)703 / 午後の部(話し合い)303
対象
お子さんやご家族など身近な方、あるいはご自分が自閉性障害やアスペルガー障害、広汎性発達障害をもつ皆さん、教育や支援に携わっている皆さんなど、どなたでもご参加頂けます。
定員
午前の部(講演会)
 90名程度(講演会のみで申し込めます)
午後の部(話し合い)
 28名程度(講演会とセットで申し込んでください)
参加費
無料
主催
中村征樹(大阪大学)・東島仁(信州大学)
当日の流れ
■講演会(午前の部)10時~12時15分
講演者:
 佐藤弥 先生 (京都大学霊長類研究所白眉プロジェクト)
 船曳康子 先生 (京都大学医学部)
 石原孝二 先生 (東京大学・大学院総合文化研究科)
 浦野茂 先生 (三重県立看護大学看護学部)

■話し合いの部(午後の部)13時30分~16時頃
・おひとりで気軽にご参加いただけます。
・人の話を聞く姿勢をお持ちの方であればどなたでもご参加いただけますが、特別な配慮が必要な方はあらかじめご相談ください。
  ※話し合いの部に参加なさる方は、講演会にも参加してください。
※話し合いでは飲み物やお菓子がでますが、お昼ご飯はでません。
備考
興味を持たれた方に・・・  -専門家の話を聞いてみたい方は、講演会(午前の部)にお越しください。講演会では、まず「自閉症スペクトラムの生物学的な仕組み」や「自閉症スペクトラムをはかる方法」の研究者が、今までに分かったこと、そして分かっていないことを話します。
続いて2名の研究者が、「DSM(精神障害の診断と統計の手引き)とは何なのか?どんな風に変わったのか」を解説し、そのような「疾患定義の変化が人々の生活にとってどのような意味をもつのかを考える研究」を紹介します。

-専門家の話を聞くだけでは物足りない方、他の人の意見が聞いてみたい方、自分の意見を伝えてみたい方は、午後の「話し合い」の部にもご参加ください。
「話し合い」ではグループに分かれて、これからの自閉症スペクトラムについて考えてみます。班ごとに、スタッフが話しやすい雰囲気づくりをお手伝いしますので、どうぞお気軽にご参加ください。